保険の資産価値保険の資産価値

個人再生ケーススタディ Aさんのケース

その3 保険の資産価値はどう計算する?

保険の名義と財産計上
A「財産として計上する保険は私が契約名義のものだけですか。」
弁「いいえ。支払っているのが誰かで判別します。たとえば、契約者名義は奥様でも、Aさんの支払い口座から引き落とされている保険はAさんの保険として計上します。」
損害保険の扱い
A「財産として申告する必要がある保険とは、具体的にどういうものを指すのですか。」
弁「終身保険、個人年金保険、医療保険などはもちろん、損害保険、学資保険も財産目録の記載対象となります。自動車保険は損害保険ですから申告が必要ですよ。」
A「損害保険には他にどういうものがありますか。」
弁「お子さんのスポーツなどのケガを補償する傷害保険、ペット保険、特殊なところでは医師など専門職の賠償責任保険も損害保険の一種です。分からない場合、預金口座やカード明細、保険の案内などをお持ちください。」
見落としやすい火災保険
弁「Aさんは住宅ローンを組むときに自宅の火災保険に加入しませんでしたか。あればその証券もお持ちくださいね。」
A「加入したことをすっかり忘れていました。証券を紛失しているかもしれないので、保険会社に再発行をお願いするかもしれません。」
弁「火災保険は、購入時に一括で払っているので忘れがちな財産です。しかも保険料は数十万円程度払っているはずなので、解約返戻金を必ず確認して下さい。地震保険も加入している可能性があるので、証券の内容を確かめてください。」
健康保険、厚生(国民)年金
A「健康保険と厚生年金の保険料も払っていますが、これも財産として扱われますか」
弁「(国民)健康保険や国民年金、厚生年金は掛金が積み立てられたり、解約返戻金を受け取ったりする性質の保険料ではありません。これらは破産・再生手続きでは「公租公課」として、債務の一種として扱われます。資産とはみなされません。」
資産=解約返戻金
A「共済は、一人あたり掛金2000円のものを4人分加入していますが、死亡保障は一人360万円あります。そうすると、私が加入している保険の資産価値は360×4=1440万円になるのですか?」
いいえ。保険の資産価値は解約返戻金にあります。保障額が資産になるわけではないので安心してください。共済や多くの医療保険は掛け捨てで、解約返戻金が積み上がらない方式になっています。なお、解約返戻金は証券に記載している場合が多いですが、記載が無い場合、解約返戻金の証明書を出してもらう必要があります。
契約者貸付がある場合
実は、△△生命の契約者貸付制度を使って20万円借り入れています。この生命保険は解約しないといけませんか。
解約する必要はありません。貸付を受けている保険を財産目録に載せる場合、貸付分を差し引きした解約返戻金を資産価値として計上します。月々の収支から、保険料が払えるのであれば、保険は続けられますよ。
もし、解約したらどうなるのですか
貸付分を差し引きした解約返戻金の残額が戻ってきます。このお金は再生申立てのときに手持ち資産として申告する必要があります。

具体的な検討

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