家計について

家計管理に必要なことは?―家計管理の大切さ2

年齢、職業に関わらず役に立つ家計管理のコツ

前回は、当事務所では返済不能の原因第1位が家計管理の不備にあることをお伝えしました。

もし、相談される方が、ご自分の家計が赤字か黒字か、赤字ならどのくらいかを知ってさえいれば、余計な出費を避け、返済不能になるのを防げたかもしれません。不慮の事故や倒産と違い、家計管理の不備で返済不能になるのは、非常に勿体ないと思います。

また、家計管理の不備による返済不能は、ご本人が原因をはっきり分かっていないため、とりあえず今の債務を何とか清算できたとしても、近い将来、また借金が増えて返済できなくなる危険があり、非常に深刻な問題ともいえます。

そもそも、家計管理の習慣というものは家庭や学校で習うものではありません。ですから、年齢、職業に関係なく、いつか、どこかで習得しないとできるようになりません。

また、理屈で分かっていても、実践できるかどうかは全く別の問題です。高収入、高学歴の方でも、家計管理が全くできていない方は大勢おられます。さらに言えば、税理士事務所、会計事務所の職員の方々も、借金の相談に来られています。

しかし、難しく考える必要はありません。家計管理には特別な才能は要りません。収支を改善しようとする意志があって、きちんと記録する習慣さえつけられれば、必ず、誰でも、できるようになるものです。

次回から全10回にわたり、家計管理のコツについてご説明します。

具体的に債務整理を考えている方も、そうでない人にも役立つ内容ですので、ご期待ください。

監修者情報

弁護士

吉田浩司(よしだこうじ)

専門分野:債務整理事件(任意整理・個人再生・自己破産など)

TMG法律事務所 代表弁護士。2006年弁護士登録。2010年8月にTMG法律事務所を開設し、同年から個人再生を中心に債務整理事件に取り組んでいる。個人再生の受任は毎年50件前後。大阪地方裁判所において個人再生委員や破産管財人を務めた経験は複数あり、申立てをする側と、手続をチェックする側の両方から個人再生に多数関わっている。