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WEB口座の履歴を取得する方法-三井住友銀行の場合-

WEB口座の履歴を取得する方法-三井住友銀行の場合-

個人再生や破産などの債務整理手続では、かならず銀行取引履歴の提出を求められます。
各裁判所によって差はありますが、債務整理に入るまでの過去1年~2年分の履歴をまとめて取得する必要があります。
本記事では、三井住友銀行をご利用の方を例に、インターネットバンキング(SMBCダイレクト)を利用して、ご自身で取引履歴を取得する方法を解説します。

目 次
1 この記事で説明する内容
2 事前に準備するもの
3 SMBCダイレクトにログインする
4 表示期間を「過去1~2年分」に指定する
5 取引履歴を保存する(PDF)
6 うまく取得できない場合
7 よくあるご質問(Q&A)
8 ご注意
まとめ

1 この記事で説明する内容

・三井住友銀行の取引履歴をご自身で取得する方法
・過去1~2年分の取引履歴の確認・保存方法
・弁護士へ提出する際の保存形式(PDF)

※当事務所が銀行から代理取得する方法を説明するものではありません。

2 事前に準備するもの

・三井住友銀行の口座(SMBCダイレクトの利用申込済みであること)
・ログイン用ID・パスワード
・パソコン(推奨)またはスマートフォン
※長期間の履歴を確認するため、パソコンでの操作を推奨します。

3 SMBCダイレクトにログインする

 

(1)ログイン手順

①三井住友銀行公式サイトへアクセス
②「SMBCダイレクト ログイン」を選択
③ID・パスワードを入力してログイン

(2)取引履歴画面の表示

①口座一覧から対象口座を選択すると、口座履歴が表示されます。
②画面上部の「過去の明細を照会」をクリックします。

※画面名称は変更される場合があります。

 

4 表示期間を「過去1~2年分」に指定する

 

(1)期間の設定方法

・「期間指定」「日付指定」の表示で期間を選択します。
・開始日:1~2年前の日付
・終了日:本日
・「照会」ボタンを押す

これで過去1~2年分の履歴が表示されます。

 

(「照会」後の画面)

 

なお、三井住友銀行の場合、日付が新しい順番に並んでいることが多いです。
履歴を提出する場合は、古い日付→新しい日付になるように変更しましょう。
「入出金」の下にある「↓↑」のボタンを押すことで、日付の並びが新→旧から旧→新に変わります。

5 取引履歴を保存する(PDF)

(1)保存手順

・明細照会の画面一番下までスクロールします。

・「明細を印刷」のボタンを選択

・プリンターの画面になりますので、「送信先」を「PDFに保存」に変えてください。

・印刷ボタンを押すと、保存されるフォルダの場所と、ファイルの名前「明細照会:SMBCダイレクト」が表示されます。

・そのまま保存しても良いですが、あとで探しやすいようにファイル名に銀行名と期間を明記しましょう。

 

(2)ファイル名の例

三井住友銀行_取引履歴_2024年4月~2026年3月.pdf

などを記載してください。

※CSV形式ではなく、必ずPDF形式で保存してください。

6 うまく取得できない場合

・履歴が途中までしか表示されない
・1年以上前の履歴が検索できない
・エラーが表示される

このような場合には、三井住友銀行の窓口またはコールセンターで取引履歴の発行を依頼してください。

7 よくあるご質問(Q&A)

(1)Q1 スマートフォンだけで取得できますか

A 可能ですが、期間が長い場合はパソコンの方が操作しやすいことがあります。

(2)Q2 2年以上前の履歴も必要と言われました

A SMBCダイレクトで取得できることも多いですが、最近WEB通帳に切り替えたばかりの場合には対応できないことがあります。
その際には、銀行窓口で履歴発行を依頼してください。

(3)Q3 紙で提出する必要がありますか

A 最終的には印刷して提出しますが、弁護士宛にはまずPDFファイル形式でご用意いただければ結構です。

(4)Q4 使っていない口座も履歴を提出する必要がありますか

A はい。現在使用していない口座であっても、原則としてすべての口座について過去1年分の履歴と現在残高を取得してください。
「口座は作ったが一度も利用していない」「ログインIDを忘れて使っていない」という場合でも、借入先の銀行口座は必ず履歴の確認を求められます。
インターネットで確認できない場合は窓口で発行手続きをしてください。

(5)Q5 履歴以外の部分は提出不要ですか

A 普通口座以外にも、定期預金や外貨預金などを保有している場合があります。
念のため、「Home」「マイページ」など口座一覧が表示される画面を印刷またはスクリーンショットしてお送りいただけると確実です。

(6)Q6 近くに支店がないので記帳に行けません(紙の通帳の場合)

A 申立の1週間前までに通帳記帳を行い、残高を最新状態に更新してください。申立後も定期的な記帳確認を求められます。
使用予定のない口座は、この機会に解約をご検討ください。

(7)Q7 古い通帳を捨ててしまいました。どうしたらいいですか

A 銀行の取引履歴(インターネットまたは窓口発行)で代替できることが多いためご安心ください。
ただし、取得できない期間がある場合は、窓口で過去履歴の発行を依頼してください。

9 ご注意

・本記事は一般的な操作方法の案内です
・銀行の画面構成は変更されることがあります
・当事務所が銀行へ直接問い合わせや代理取得を行うことはできません

まとめ

本記事では、三井住友銀行の取引履歴をSMBCダイレクトで取得する方法を解説しました。
自己破産・個人再生の申立では過去1~2年分の履歴提出が求められるため、期間指定の設定やPDF形式での保存が重要です。
うまく取得できない場合は窓口での発行も検討し、すべての口座について漏れなく準備を進めることが大切です。

監修者情報

弁護士

吉田浩司(よしだこうじ)

専門分野:債務整理事件(任意整理・個人再生・自己破産など)

2004年(旧)司法試験合格 2006年弁護士登録、2010年8月にTMG法律事務所開業。任意整理、個人再生、自己破産等の債務整理事件に数多く取り組んでいる。特に個人再生の取扱が多い。