手続き全般について

手続に要する期間―和歌山の基準12

個人再生申立から認可までどれくらいかかる?

12回にわたり、個人再生における大阪と和歌山の違いを説明します。

 

再生手続を申し立ててから、認可決定を得るまでの期間は、早くても3ヶ月以上かかります。

【大阪の場合】

大阪では100日モデルと称し、3か月半で申立から認可まで終わらせることを目途としています。

ただし、実際には、それ以上かかる事案が多いのが実情です。

時間がかかってしまう原因は、(1)申立後の資料不足、(2)生活状況、収入が安定しておらず、積立の経過をみられることなどです。
当事務所では少ないですが、裁判所からの補正指示の対応に時間を要し、半月から1カ月ほどかかることもあるようです。

 

【和歌山の場合】

和歌山の標準スケジュールでは開始決定から認可決定まで、18週間(約4か月少し)かかると見込まれています。

なお、個人再生委員選任の場合も想定されており、再生委員選任の場合には、開始決定前に選任の判断と事前調査を行うので、さらに4週間(おおよそ1カ月)要します。

再生委員の予納金の準備や、再生委員に指示された資料の提出に時間がかかる場合、さらに期間を要することも考えられます。

 

このようにみてみると、所要期間の点では、大阪と和歌山にそれほど違いはなさそうです。

 

※ このコラムは、記事作成時点での法令、各地の裁判所の運用に基づいています。実際に再生申立てを行う方は、担当弁護士や裁判所に確認したうえでご判断ください。

監修者情報

弁護士

吉田浩司(よしだこうじ)

専門分野:債務整理事件(任意整理・個人再生・自己破産など)

2004年(旧)司法試験合格 2006年弁護士登録、2010年8月にTMG法律事務所開業。任意整理、個人再生、自己破産等の債務整理事件に数多く取り組んでいる。特に個人再生の取扱が多い。