家計について

保険解約をためらう方は―家計管理のコツ6

まずは家計改善を

前回は、固定費のうち、内容の分からない保険、高額な月額負担になる保険を解約することをお伝えしました。

ところで、債務の返済で悩む方のうちには、「いま解約したらあとで同じ利率の学資保険に入れない」とか、「いまは為替相場が悪いから、外貨建て保険を解約すると損をする」などの理由で解約を思いとどまる方もおられます。

しかし、債務返済で悩む方が、積立型の保険を続けることに経済的な合理性はありません。それは、積立金の利率(数%)よりも、債務の利息(約10~20%)の方が圧倒的に高いからです。

積立式の保険を解約したお金で高利の借入返済を行うのが、家計改善にとっては正しい方法です。「利率が下がる」「円安で損する」といった目先のことにとらわれず、この機会に家計上負担になる保険は解約してください。

電話料金と保険を見直すだけで、月数千円から数万円の削減になり、家計管理の効果を少し実感できるはずです。

次回は、お金の流れを見えやすくするために、預金口座とクレジットカードを減らすことの意味を説明します。

(つづく)

 

監修者情報

弁護士

吉田浩司(よしだこうじ)

専門分野:債務整理事件(任意整理・個人再生・自己破産など)

2004年(旧)司法試験合格 2006年弁護士登録、2010年8月にTMG法律事務所開業。任意整理、個人再生、自己破産等の債務整理事件に数多く取り組んでいる。特に個人再生の取扱が多い。